最近のおくすり手帳事情

おくすり手帳は処方された薬を記録するだけでなく、実は多くの活用法があります。
処方薬や市販薬・サプリメントはもちろん、病状やアレルギー・副作用歴等を書き込んで、記録を積み重ねることは健康を管理する上で大切です。
最近では、スマホで使える電子おくすり手帳アプリを利用されている方もおられます。冊子より携帯性に優れ、便利な機能も多いため増えつつあります。
冊子のおくすり手帳の場合、服薬の経過が一目でわかる・書き込める・バックアップ不要等利点があります。災害時・緊急時に自分だけでなく、家族・介護等かかわる人達にとって重要な情報源となります。

★ 最新版のおくすり手帳は災害についての情報もダウンロードできるようになっています。備えておかれることを提案いたします。

★ 骨粗しょう症治療に使用されるビスホスホネート系薬剤(BP製剤)を安全に服薬していただくために、服薬中の方の手帳にシールを貼ることがあります。BP製剤を服薬中であることをアピールし、抜歯などの処置による顎骨壊死を防ぐことが目的です。
   BP製剤を服薬中は定期的に歯科で口腔ケアをすることが大切です。より安全に歯科治療が継続できるよう、服薬による有害事象なく継続できるよう、歯科受診の際はおくすり手帳を必ずご提示ください。

★最後に日常的に利用する保険薬局・保険薬剤師の連絡先をおくすり手帳に記録しておくこともお願いたします。

<参考サイト>
保険調剤の理解のために
https://www.mhlw.go.jp/content/000544889.pdf

歯とお口のことなら何でもわかるテーマパーク8020
https://www.jda.or.jp/park/relation/medicine_disease.html