一度、禁煙について考えてみませんか?

改正健康増進法により、今春よりさらに喫煙できる場所が限られてきました。
厚生労働省国民健康・栄養調査2018によると、現在の喫煙率は男性29.0%、女性8.1%、全体で17.8%となっております。以前より減少はしているとはいえ、G7(先進7カ国)の中では、男性の喫煙率はフランスに次いで2番目の
高さです。実は、喫煙者の7割の人は、いつかは喫煙をやめようと考えているといわれます。本来は嗜好品であるタバコが、簡単にやめられないのは、ニコチン依存症になっているからです。
ニコチン・タール・CO(一酸化炭素)を含むタバコ煙は、全身の細胞に行き渡り、肺ガン・虚血性心疾患・脳卒中・慢性閉塞性肺疾患(COPD)・そして妊婦においては乳幼児突然死症候群(SIDS)・早産など様々な悪影響をおこすことが知られています。
さらに、喫煙で起こる病気は、すべて受動喫煙でも起こります。
また、最近増えている加熱式タバコは、たばこ葉を燃焼させずに加熱してニコチンを含むエアロゾルを吸引する仕組みです。WHOは、加熱式タバコは「受動喫煙者の健康を脅かす可能性がある」としています。
そして、日本呼吸器学会も、「非燃焼加熱式タバコや電子タバコの使用は推奨しない」としています。
“一度、禁煙について考えてみませんか?”
是非とも、かかりつけの医師又はもよりの薬局薬剤師に御相談下さい。
お待ちしております。